SUPER FORMULA 2023 第2戦 レースレポート
カーナンバー | 予選 | 決勝 |
#36 | 10位 | – |
#37 | 2位 | 4位 |
開催 サーキット |
富士スピードウェイ(静岡県小山町) |
日時 | 4月9日(日) |
来場者 | 14,400人 |
天候 | 晴れ |
気温 | 10℃・13℃ |
路面温度 | 20℃・32℃ |
予選:レース内容
宮田、難しい状況下でアタックを決め開幕2戦連続で2番手を獲得。
アレジはミスが響いてQ1敗退、決勝での挽回誓う。
Round1から一夜明けた富士スピードウェイ。この日は、富士山も一望できるなど、朝から雲ひとつない青空が広がった。Round2の公式予選では通常通りノックアウト方式で午前9時00分からセッションが始まった。
まずQ1Aグループに出走した宮田。快晴ではあるものの、風が冷たくタイヤの暖めを念入りに行い、タイムアタックに臨んだ結果、1分22秒604を記録。トップに対して0.025秒差に迫る2番手でQ2進出を果たした。続いてQ1Bグループにはアレジが出走。前日は他車と接触を喫したがメカニックが夜遅くまで作業し、マシンの修復は完了。その頑張りに応えるためにも、果敢にコーナーを攻めたがGRスープラコーナーでタイムロスしたため、1分22秒626で7番手。わずかの差でQ2進出を逃した。さらに走路外走行があったとして該当タイムが採用されず、最終結果ではBグループ10番手。前日の接触行為で4グリッド降格のペナルティも受けるため、21番グリッドまで後退することとなった。
宮田は初のポールポジションをかけてQ2に出走したが、同じタイミングを狙って他車もタイムアタックを試みたことで混雑した中でタイムアタックを行うことになった。それでも1分21秒570を記録し、2番グリッドを獲得した。
Driver | Car No. | Q1 | Q2 |
ジュリアーノ アレジ | 36 | P10/1’25.849 | – |
宮田 莉朋 | 37 | P2/1’22.604 | P2 /1’21.570 |
予選:ドライバー・エンジニアコメント
ジュリアーノ アレジ
36号車ドライバー
ミスが出て少しはみ出した。
残念だが仕方がない。
予選ではGRスープラコーナーでミスをしてトラックリミットをとられてしまいました。ほんのちょっとはみ出ただけだったけど、純粋にタイムロスになっていました。しょうがないです。昨日はチームが頑張ってクルマを直してくれたから、決勝ではポイント圏内までいきたいです。
宮田 莉朋
37号車ドライバー
あの状況でうまくタイムを出せた。
決勝に向けて色々見直したい。
昨年の鈴鹿大会から4戦連続の2番グリッドとなりました。特にQ2は、みんな計測4周目を狙ってアタックにいったと思います。時間的に厳しい状況で、最初はうまく間合いを取っていましたが、結果的に混雑した中でのアタックとなりました。その中で2番手を獲れたのは予想外でした。
決勝:レース内容
アレジは序盤にスピンを喫し完走ならず。
宮田は後半に追い上げをみせ4位獲得。
Round1と同様に41周で競われた決勝レース。最後列21番グリッドからのスタートとなったアレジは、スタートでポジションを2つ上げると前日同様に好ペースで周回しポジションを上げていった。しかし8周目のTGRコーナーでライバルの1台を外側から抜こうとした際に、わずかに接触。スピンしたアレジはエンジンが停止しリタイアとなった。2戦連続悔しい結果となったが決勝ペースが良いなど前向きな要素もあった。大立健太エンジニアも「今週は流れが悪かったので、気持ちを切り替えて鈴鹿に望みたい」と語っていた。
今回も2番手スタートとなった宮田だが、1周目でポジションを下げ4番手でレースを進めていった。前日の反省点を踏まえて大幅にセッティングを変更したが、前半スティントでは苦戦を強いられることに。8周目に起きたアクシデントでセーフティカーが入った影響で、10周目にタイヤ交換を終えると、後半は逆にペース良く走行し、2つポジションを挽回。4位でチェッカーを受けた。
Driver | Car No. | Race / Fastest Lap |
ジュリアーノ アレジ | 36 | –/1’25.472 |
宮田 莉朋 | 37 | P4/1’24.007 |
決勝:ドライバー・エンジニアコメント
ジュリアーノ アレジ
36号車ドライバー
全く望んだ展開にならなかった。
次戦は最低でもポイントゲット。
スタートから少しずつペースアップができていましたが、1コーナーで太田選手と接触してスピンしてしまいました。全く望まない形のシーズンスタートとなりましたが、次の鈴鹿に向けて、もっと改善できるところを見つけ、ポイントゲット、できれば表彰台を獲得できるように頑張ります。
宮田 莉朋
37号車ドライバー
今まで厳しかった後半が良くなった。
次戦以降が楽しみ。
決勝でのペースを良くするために昨日のセットからガラッと変えたのですが、序盤は結構キツかったです。でも、残り12〜13周になったら、良いバランスが見つかって、今後に向けたヒントになった気がしています。次戦の鈴鹿はまずポールポジションを狙っていきたいです。
舘 信秀
チーム監督
ジュリアーノは今日も残念な結果になりました。やっぱり上手な人は接触しないですし、彼はもっと上を目指しているでしょうから、チャンピオンを目指す上では当たってはダメです。それをジュリアーノには、僕からも言おうと思います。
莉朋も、後半のペースが良かっただけに残念ですね。燃料が重い前半はバランスも変わるのかもしれませんが、前半も良くしないと勝てないですから。そういう意味では、総合力でTEAM MUGENに負けているのかなという感じがします。
ここ最近、莉朋の予選2位が続いていて、チームも残念な思いをしていますが、トップを獲れる力はあると思うので、次の鈴鹿は、まずポールポジションを取りたいです。