SUPER GT 2024 第7戦 レースレポート
予選:14位 | 決勝:8位 |
開催 サーキット |
AUTOPOLIS(大分県日田市) | |
日時 | 10月19日(土) | 10月20日(日) |
来場者 | 8,500人 | 15,500人 |
天候 | 雨 | 曇りのち晴れ |
気温 | 12℃ | 14℃ |
路面温度 | 13℃ | 21℃ |
予選:レース内容
天候不良により予選日程が変更。
好感触を掴むもタイミングが合わず
14番手と悔しい結果に終わる。
シーズンの中で唯一の九州開催となるオートポリス大会だが、土曜日は天候不良にみまわれ、午前の公式練習は濃霧による視界不良でセッション中止。午後に予定されていた公式予選も豪雨の影響で走行が難しくなり、翌朝に順延されることとなった。
スケジュールの変更に伴い、通常とは異なる30分間の計時方式に変更された。前戦の優勝で96kgのサクセスウェイトを積むことになった37号車は、笹原が乗り込んでタイム更新を狙った。前日に降った雨の影響でセッション序盤は路面の一部が濡れている為、各車ともウエットタイヤを装着。その中では上位に食い込む走りを披露していた。路面が乾いたセッション終盤でスリックタイヤを装着し、さらにタイム更新を狙っていったが、ウォームアップ中の他車に引っかかり上手くタイムを上げることができず。最終的に14番手に終わり、3時間で争われる決勝レースで巻き返しを目指すこととなった。
Driver | 公式予選 ※今大会の予選は、第1〜第3ドライバーを問わずベストタイムが採択される方式へ変更となった。 | ー |
笹原 右京 | P14/1’34.940 | ー |
ジュリアーノ・アレジ | ー | ー |
予選:ドライバー・エンジニアコメント
笹原 右京
37号車ドライバー
周りとタイミングが合わず、
タイヤのピークを活かせませんでした。
最初ウエットタイヤでコースインした時は調子が良さそうだったので、ドライコンディションになった最後のアタックも期待していましたが、うまくタイミングが合わず他のクルマに引っかかり、タイムを上げられませんでした。
ジュリアーノ・アレジ
37号車ドライバー
土曜の走行がなかったので
個人的に慎重になっていた。
今回は土曜日に全く走行ができなくて、予選も担当しませんでした。決勝前のウォームアップで今週末初めて乗ることになり、手探りなところはありましたが、良い手応えを感じることができました。決勝も力強く戦えそうです。
大立 健太
レースエンジニア
サクセスウェイトが重い状況下でも、
もう少しやれることはあった。
燃料リストリクターの影響はありましたけど、同じような量のサクセスウェイトを積んでいるライバルの走りをみると、選択したタイヤやセッティングを含めて、もう少しやりようがあったのかと思います。なんとか追い上げたいです。
ミハエル・クルム
チーム監督
良い予選ではなかったですが、
決勝で追い上げます。
今回は予選が日曜日の朝に行われることになりましたが、サクセスウェイトの影響があったにせよ良い予選にすることができませんでした。最後にタイムアタックしたタイミングが悪く14位で終わったのは悔しいです。
決勝:レース内容
展開に恵まれない場面があるも、
粘り強く追い上げて8位入賞。
ランキング2番手を守る。
今回は3時間で争われるため、途中で給油を伴うピットストップが2回必要となる。14番手スタートの37号車は、いつもとは異なりアレジがレース序盤を担当し、中盤と終盤の2スティントを笹原がドライブする作戦をとった。96kgのサクセスウェイトがありながらも、前を走るライバルに離されることなくしっかりと周回を重ねていったアレジ。32周目に1回目のピットストップを行い笹原に交代すると、さらにライバルを追い抜いて行き8番手に浮上した。
その後も順調な走行をみせていたが、ポジションを争うライバルが2回目のピットストップを済ませた直後にアクシデントが発生し、セーフティカーの導入となった。これで37号車はピットに入るタイミングを逸してしまい、レース再開後の68周目にピットイン。上位を狙えるペースがあっただけに悔しい展開となったが、最後まで諦めずにライバルを追い続け、8位でチェッカーフラッグを受けた。
Driver | Race Result |
Fastest Lap |
笹原 右京 | P8 | 1’37.792 |
ジュリアーノ・アレジ | 1’37.833 |
決勝:ドライバー・エンジニアコメント
笹原 右京
37号車ドライバー
途中のセーフティカー導入で、
展開に恵まれませんでした。
レース中に何度かセーフティカーが入り、その度に再開後は防戦一方の展開となりました。3段階目の燃料リストリクター制限もあって苦しい部分もありましたが、最終スティントでは36号車と変わらないペースで走れたことは大きな進歩だったと思います。
ジュリアーノ・アレジ
37号車ドライバー
運がなかったところもあるけど、
良いレースができたと思う。
燃料リストリクターが3ステージ目に入ったレースで、かなり厳しい状況でしたが、うまく行けば5位か6位くらいまで行けたレースでした。セーフティカー導入のタイミングが我々に味方しなかったのは残念ですが、そのなかで8位になれたのは良かったです。
大立 健太
レースエンジニア
展開的に不運はありましたが、
目標だった8位は達成できました。
今回はジュリアーノにスタートを担当してもらいましたが、燃費をセーブしながら前方にしっかり付いていってくれました。1回目のピットでうまく順位を上げられましたが、2回目のピットではセーフティカーのタイミングで順位を落とす結果となりました。
ミハエル・クルム
チーム監督
良い流れで走れていただけに、
セーフティカー導入は残念でした。
2回目のピットに入ろうとしたところでセーフティカーが出て、それで順位を落とすことになりました。残念ではありますが、レースではこういうこともあります。そのなかで37号車メンバーはみんな頑張ってくれました。
舘 信秀
チームオーナー
36号車と同様にセーフティカー導入のタイミングが影響しましたが、燃料リストリクター制限が3段階目に入るなか、右京とジュリアーノの2人がよく頑張ってくれました。不運はありましたが、結果的に8位で終えられて、少しでもポイントを獲得できたということは大きいと思います。チャンピオン争いにも絡んでいるので、残りの2戦が非常に楽しみです。
引き続き、たくさんの応援をよろしくお願いいたします。