SUPER FORMULA 2023 第1戦 レースレポート
カーナンバー | 予選 | 決勝 |
#36 | 18位 | – |
#37 | 2位 | 5位 |
開催 サーキット |
富士スピードウェイ(静岡県小山町) |
日時 | 4月8日(土) |
来場者 | 12,700人 |
天候 | 晴れ時々曇り |
気温 | 14℃・18℃ |
路面温度 | 16℃・29℃ |
予選:レース内容
フリー走行中止により、急きょ計時予選に変更。
SF23での富士初走行で悪戦苦闘するも宮田は僅差で2番手を獲得。
アレジはコース混雑が響き18番手。
今回の開幕大会は土曜日と日曜日にそれぞれ予選と決勝を行う2レース制が採用されたため、金曜日にフリー走行が設けられる予定だったが、悪天候によりセッションが中止となったため、8日(土)朝の公式予選は、通常のQ1・Q2ノックアウト予選から45分間の計時予選に変更された。
宮田は無線が繋がらないトラブルが発生。その対処で数分遅れてのコースインとなった。それでも、コース上が空いている残り6分のところで、1分22秒108を記録。トップに対して0.046秒届かなかったが、昨年のRound9から数えて、3戦連続の2番グリッドを獲得した。
ジュリアーノ・アレジは、路面状況が一番良くなった最終盤でタイム更新を狙ったが、20台以上の車両がコースに出ており、混雑した状況の中でのタイムアタックとなってしまった。結果、1分23秒204で18番手に終わった。
Driver | Car No. | Position | Lap time |
ジュリアーノ アレジ | 36 | P18 | 1’23.204 |
宮田 莉朋 | 37 | P2 | 1’22.108 |
予選:ドライバー・エンジニアコメント
ジュリアーノ アレジ
36号車ドライバー
コース上の渋滞が響いたけど、クルマのポテンシャルはありそう。
最後にみんなが同じタイミングでコースに出てタイムアタックをしたから、渋滞が起きてしまって、タイヤのウォームアップもそうだし、アタックラップ自体も満足に走ることはできなかったけど、クルマのポテンシャルはもっとあることは確認できました。
宮田 莉朋
37号車ドライバー
予定通りに進まなかった中で、2番手で終えられたのは良かった。
無線のトラブルが起きてピットアウトが遅れてしまいました。その他にも細かなトラブルがあってバタバタした予選でした。展開としては悪い部分もありましたが、その中を2番手で終えられたのは良かったですし、決勝ではもっと上に行けるよう、引き続き頑張りたいです。
決勝:レース内容
波乱のレース展開となった開幕戦。
宮田はトップ争いに喰らいつき5位入賞、アレジは8ポジションアップするも終盤の接触で完走ならず。
新型車両『SF23』で初めてのレースとなったRound1の決勝は、スタート直後からコース各所で複数台が絡むアクシデントが発生し、2周目には早くもセーフティーカーが導入される波乱の展開となった。
予選2番グリッドの宮田は、スタートで2つポジションを落とすも、8周目には3番手に浮上。さらに前を走るライバルにも積極的に仕掛けていき、ポジション回復のチャンスを伺った。後半にタイヤ交換を行う作戦で、一時はトップを走ったが、思うようにペースを上げられず、28周目には2番手に後退。32周目にタイヤ交換を行って、挽回を目指したが、終盤にセーフティーカーが入ったことにより、5位でレースを終えた。
一方、18番手スタートのアレジは、序盤に起きた混乱の隙に、9ポジションアップに成功。24周目にタイヤ交換を終えて以降も、順調なペースで周回を重ね、9番手争いを展開した。36周目メインストレートで前のマシンの横に並んだが、2台のタイヤが接触しスピン。両車とも走行不能な状態となり、悔しいリタイアとなってしまった。
Driver | Car No. | Race / Fastest Lap |
ジュリアーノ アレジ | 36 | – / 1’24.427 |
宮田 莉朋 | 37 | P5 / 1’24.484 |
決勝:ドライバー・エンジニアコメント
ジュリアーノ アレジ
36号車ドライバー
ペースが良かっただけに残念。最後は僕の判断ミス。
後ろのグリッドからのレースだったけど、スタートもうまく決まって順位を上げられたし、ペースも良かった。だから、最後は僕の判断ミスでクラッシュになってしまって残念でした。次は、そういうミスを起こさないように頑張らなきゃいけないと思いました。
宮田 莉朋
37号車ドライバー
最後のセーフティーカーがなければ1つ順位を上げられたかもしれない。
他の車両と比べても、僕のクルマはウイングを一番寝かせている感じで、ダウンフォース量が少ないなかでレースを進めていた分、キツかったと感じたところはありました。逆に周りと比較ができたので、それは第2戦に向けて良いデータが取れたかなと思います。
舘 信秀
総監督
莉朋に関しては、全体的にあと少し足りなかったという印象です。予選はこのところいつも2位で終わってしまって残念だし、決勝ではコンマ1〜2秒、毎周のラップタイムで負けているのが響いて、最終的に5位というのも、残念な結果でした。でも、今回は2レース制なので、いつもならガッカリして帰るけど、翌日までにクルマを直して、第2戦に期待ですね。
ジュリアーノはポジションを上げて、あのまま行けば10位は固かったと思います。1ポイントでも獲れれば誉めたいなと思っていましたが、最後は無理をしすぎたところがありました。第2戦でもう一度巻き返してもらいたいですね。