2023 SUPER FORMULA 第6戦 レースレポート

カーナンバー 予選 決勝
#36 16位 19位
#37 5位 3位
開催
サーキット
富士スピードウェイ(静岡県小山町)
日時 7月15日(土)・16日(日)
来場者 33,200人(土曜12,700人/日曜20,500人)
天候 曇り・曇り
気温 25℃・25℃
路面温度 29℃・31℃

予選:レース内容

今大会から36号車ドライバーに、
笹原をノミネート。
僅差でQ1敗退も決勝での挽回目指す。
宮田は手強いライバルを相手に5番手を獲得。

 後半戦最初の舞台となるRound6富士大会から、36号車のドライバーをジュリアーノ・アレジから笹原右京に変更することとなった。笹原は6月下旬に行われた公式テストから36号車をドライブし、大立健太エンジニアとともにマシンセッティングを煮詰めていった。
 午前中のフリー走行で6番手タイムを記録した笹原は、予選Q1のAグループに出走。本人も手応えを感じており、Q2進出を目指してミスのないアタックを決め1分23秒228を記録したが、わずか0.038秒差で8番手となり悔しいQ1敗退となった。
 一方、前回のRound5 SUGOで今季2勝目を飾りランキング首位に浮上した宮田莉朋は、フリー走行で5番手と好調な走りをみせ、Q1Bグループでは1分22秒832で3番手通過を果たした。Q2でさらにタイムを更新し1分22秒457を記録。トヨタ/TRDエンジン勢では最上位となる5番手を獲得した。

DriverCar No.Q1Q2
笹原 右京36P16(A Gr.)/1’23.228
宮田 莉朋37P3(B Gr.)/1’22.832P5/1’22.457

予選:ドライバー・エンジニアコメント

笹原 右京

36号車ドライバー

パフォーマンスの心配はなく、
順位を聞いてびっくりした。

フリー走行から色々試していますが、予選に向けたパフォーマンスは心配していなかったです。Q1のアタックを終えて「これなら通っただろう」と思ったのですが、順位を聞いて正直びっくりしました。決勝は後方からスタートするので、他の人には出来ないようなチャレンジができればと思っています。

宮田 莉朋

37号車ドライバー

Q2ではベストを尽くしましたが、
なかなか厳しい予選でした。

フリー走行ではクルマのバランスの部分で少し悩んでいましたが、予選でアジャストできたのは間違いないです。Q2は本当にベストを尽くして出したタイムでした。もう少し詰められたところはあったかもしれませんが、トップには届かなかったと思います。

大立 健太

36号車レースエンジニア

Q1突破は見えていましたが、
少し足りなかったです。

クルマに関しても6月のテストから煮詰め切れていないところがあったので、流れ的に少し足りない部分はあって、そのまま予選に入ったところはありました。とはいえ、テストと今回で笹原選手に対してのクルマのベースラインを作っている状態なので、まだやり切れていないところはあります。

小枝 正樹

37号車レースエンジニア

ライバルに先行されましたが、
できる限りのことはやれました。

6月のテストではコンディションに翻弄されたところもありましたが、それを踏まえて今回に臨みました。特に大きな問題はなかったのですが、ライバルメーカーに上位を独占される予選になりました。細々とした詰めの部分はあったにしても、できる限りのことをはやれたと思います。

決勝:レース内容

宮田はライバルとのバトルを制し3位。
4戦連続で表彰台に立つ。
レースペースで苦戦した笹原は19位。
次大会でのリベンジを目指す。

 予選日と同じく曇り空の下で行われた決勝レース(41周)。今大会は「スーパーフォーミュラ夏祭り」と題して家族連れを対象にしたイベントも多数用意され、大盛況の1日となった。
 5番グリッドの宮田はスタートからホンダ/M-TECエンジンを搭載するライバル車両と抜きつ抜かれつのバトルを展開していった。いつもならレース後半までタイヤ交換のタイミングを遅らせる傾向があったが、今回は10周目と一番早いタイミングでピットストップを敢行した。全車がピットを終えたところで4番手に浮上すると、31周目にライバルとの攻防戦を制して3位表彰台を獲得した。ポイントランキングは1ポイント差で首位を死守。残り3戦で悲願のシリーズチャンピオンを狙う。
 16番手スタートの笹原は、スタート直後に失速するトラブルが発生し、一時は最後尾まで順位を下げた。そこから挽回を目指して序盤に数台を追い抜くも、中盤以降は思うようにペースを上げられず19位で今季初戦を終えた。

DriverCar No.Race / Fastest Lap
笹原 右京36P19/1’25.668
宮田 莉朋37P3/1’24.888

決勝:ドライバー・エンジニアコメント

笹原 右京

36号車ドライバー

勝手におかしくなっていく感じで、
本当に不可解な週末でした。

スタートで動き出してからアンチストールのシステムが作動して失速しました。なぜそれが起きたのか分析しなければいけませんが、ペースの遅さが一番の問題です。自分としても色々な走らせ方にトライしましたが改善されず、『何が起きているのだろう?』という感じでした。

宮田 莉朋

37号車ドライバー

富士で追い上げるレースができて、
すごく収穫の多かった一戦でした。

今回は終始苦しいレースでしたが、ホンダ勢とのバトルの機会がいつも以上に多く、収穫があったレースだと思っています。彼らのどこが強くて、逆に僕たちのどこが足りていないのかが明確になりました。トヨタ勢では予選・決勝ともに最上位で終えられたのは、ポジティブだったと思います。

大立 健太

36号車レースエンジニア

おそらくクルマ側の問題。
難しい週末になりました。

箸にも棒にもかからない状態を作ってしまいました。おそらくクルマ側の問題でしょう。週末を通してリヤ側のグリップがなかったです。笹原選手は、実質的に今回が“開幕戦”のようなところもありますし、いきなり富士スピードウェイを舞台にクルマを作り込んでいくのは、正直難しかったです。

小枝 正樹

37号車レースエンジニア

先にタイヤ交換する作戦で、
相手の対処ができればと思った。

ランキング首位なので、周りも僕たちを警戒してレースを進めるだろうと思っていました。ポジションも考慮して今回は早めにピットインする作戦を選びました。思った以上に多くのライバルも同じタイミングでピットインしてきたので、思うような展開にはなりませんでしたが、そこは仕方ないです。

舘 信秀

チーム監督

今回は、2台とも週末の走り出しから今ひとつだったのかなと思います。土曜日の走り出しから「もしかすると苦しい週末になるかもしれない……」と感じていましたが、その通りの展開となりました。その中でも莉朋は3位表彰台を獲得し、ドライバーズポイントでも首位を守りました。ここからのチャンピオン争いが楽しみです。
36号車は今回から笹原が乗っていますが、これからだと思っています。次戦以降に期待したいです。次戦のもてぎ大会も、たくさんの応援をよろしくお願いいたします。

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