2023 SUPER FORMULA LIGHTS #1 #37 第7/8/9戦 レースレポート

  カーナンバー 第7戦 第8戦 第9戦
予選 1 1位 3位 2位
37 7位 4位 5位
決勝 1 2位 2位 1位
37 5位 7位 4位
開催
サーキット
鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)
日時 7月1日(土)・2日(日)
来場者 発表なし
天候 曇りのち晴れ・晴れ
気温 Rd.7:27℃・Rd.8:30℃・Rd.9:34℃
路面温度 Rd.7:31℃・Rd.8:40℃・Rd.9:55℃

予選:レース内容

平良が他を圧倒しRound7ポールポジション
Round8では野中が僅差で2番手を獲得。

 鈴鹿サーキットを舞台にして行われる第3大会は、木曜・金曜の練習走行ではドライコンディションで走れる機会が多く、総合結果はTOM’Sの4台が上位を独占する好調な滑り出しをみせた。
 土曜の予選1回目では、平良が2番手以下に0.298秒差をつける1分53秒854を記録しポールポジションを獲得。開幕大会から予選で苦戦していた野中だが、セッション終盤にタイムを上げて4番グリッドを獲得した。
 10分のインターバルを挟んで行われた予選2回目では、野中がさらにタイムを更新し1分53秒852をマーク。0.079秒差の2番手につけた。ダブルポールポジションを目指した平良は1分53秒951で3番手。予選1回目を7番手で終えていたトゥルーリは、2回目に向けて行ったセッティング変更が功を奏し、今季自己ベストの4番グリッドを手にした。
 前日まで上位につけていた古谷は1回目が9番手、2回目が6番手と苦戦を強いられる結果となった。

DriverCar No.Qualifying for Rd.7Qualifying for Rd.8Qualifying for Rd.9
平良 響1P1/1’53.854P3/1’53.951グリッドは第7戦の
決勝レース結果
エンツォ・トゥルーリ37P7/1’54.450P4/1’54.016グリッドは第7戦の
決勝レース結果

予選:ドライバー・チーム監督コメント

平良 響

1号車ドライバー

Q1ではトップタイムでしたが、
Q2は悔しい予選になりました。

Q1はトップタイムがとれて良かったです。そのままの調子でQ2に臨みましたが、アタックで少し守りに入ってしまった結果3位になってしまい、悔しい予選となりました。今週は天気が微妙ですが、晴れでも雨でも勝てるスピードはあると思っています。

エンツォ・トゥルーリ

37号車ドライバー

Q1からQ2に向けて改善できたけど、
もっと良くしていく必要がある。

鈴鹿サーキットを知り尽くしているドライバーばかりの中で、彼らに勝ることはできませんでした。そこに挑んでいくのは簡単ではないです。Q1ではダウンフォースが少し足りない印象でしたが、Q2に向けてセッティングを変更したことが良い方向に行きました。

山田 淳

チーム監督

鈴鹿はなかなか抜けないコースなので、
スタート勝負になるかと思います。

平良選手がダブルポールを獲れなかったのは残念ですが、野中選手が久しぶりにフロントローを獲得してくれたので、レースが楽しみです。トゥルーリ選手も4番手ですが、まだ悩みながら走っているようですし、古谷選手も予選の最初から一発を決められるようになってもらいたいですね。

決勝:レース内容

平良がRd.9を制し、ランキング首位に浮上。
野中は3戦連続で表彰台獲得の活躍を見せる。

 1日(土)に行われたRound7(17周)は、レース直前に小雨が降り始める微妙なコンディションでスタートした。ポールポジションの平良はレインタイヤに交換したライバルの先行を許し2位。野中は粘り強い走りで3位に入り、今季初表彰台を獲得した。トゥルーリは5位、古谷は7位となった。
 2日(日)朝に行われたRound8(12周)は晴天の中での開催となった。序盤から野中と平良が白熱の2番手争いを繰り広げ、最終ラップの日立Astemoシケインでインから追い抜いた平良が2位を獲得し、野中は3位となった。古谷は好スタートを決めて4位でフィニッシュ。トゥルーリは逆にスタートで3つポジションを落とし7位に終わった。
 Round9(12周)は、平良がスタートでトップを奪い、ファステストラップも記録する走りで今季3勝目をマーク。ランキング首位に躍り出た。3位の野中は3戦連続で表彰台を獲得。トゥルーリはスタートで順位を下げるも2度の追い抜きを見せる活躍で4位に入り、古谷は8位となった。

DriverCar No.Rd.7 / Fastest LapRd.8 / Fastest LapRd.9 / Fastest Lap
平良 響1P2/2’12.972P2/1’55.530P1/1’56.217
(Fastest Lap)
エンツォ・トゥルーリ37P5/2’12.214P7/1’56.467P4/1’56.557

決勝:ドライバー・エンジニアコメント

平良 響

1号車ドライバー

自分の強さを発揮できた週末でした。
この流れで後半戦も行きたい。

自分が成長したところを発揮できた週末だったと思います。土曜日は予選一発でタイムを出せたし、2レース目では野中選手を最終ラップのシケインで抜けたし、そういうところでの強さが身についてきたことを発揮できたレースでした。後半戦もこの調子で行ければと思います。

エンツォ・トゥルーリ

37号車ドライバー

3レース目は速さを見せられた。
次の富士も引き続き頑張りたい。

1レース目はスリックタイヤで走り切る戦略がうまくいかなかったし、2レース目はスタートでのミスが響いた。そこから学んで3レース目は良いスタートが切れた。結果的に順位を落としたけど、ペースは非常に良かったから前のマシンを追い抜くことができた。

山田 淳

チーム監督

平良選手がランキング首位に立ちましたが、もう少し4台全てのアベレージを上げたい。

今週は結果が上下したところもありましたが、平良選手が最後にしっかりとスタートを決めて優勝してくれました。野中選手もタイヤとの相性がマッチしてきました。ただ、週末全体を振り返ると満足できる内容ではありません。トゥルーリ選手も古谷選手も、さらに高いところで安定していけるように頑張りたいです。

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