2023 SUPER FORMULA LIGHTS #1 #37 第10/11/12戦 レースレポート

  カーナンバー 第10戦 第11戦 第12戦
予選 1 5位 1位 3位
37 1位 5位 1位
決勝 1 3位 3位 2位
37 1位 -位 1位
開催
サーキット
富士スピードウェイ(静岡県小山町)
日時 7月15日(土)・16日(日)
来場者 33,200人(土曜12,700人/日曜20,500人)
天候 曇り・曇り
気温 Rd.10:26℃・Rd.11:25℃・Rd.12:25℃
路面温度 Rd.10:31℃・Rd.11:28℃・Rd.12:29℃

予選:レース内容

トゥルーリが念願の初ポール獲得!
予選2回目では平良がトップを奪う。

 今大会からドライ・ウエット両タイヤとも横浜ゴムのワンメイクとなり、初日の練習走行から前半戦とは異なるメーカーのドライタイヤでマシンのセットアップを進めた。
 土曜日の朝に行われた予選1回目は、トップ5台が0.3秒以内にひしめく大接戦となった。その中でトップを勝ち取ったのが、シリーズ参戦1年目のトゥルーリ。前日の走行で縁石に乗り上げるアクシデントがあったものの、マシンの修復も間に合い、ライバルを0.013秒上回って初ポールポジションを獲得した。続く予選2回目も連続トップタイムを狙ったが、0.2秒差で5番手となった。
 一方、予選2回目でトップに立ったのは平良。1回目は5番手と不本意な順位に終わったが、10分間のインターバルで問題点を修正し、見事Round11のポールポジションを勝ち取った。
 前大会で苦戦を強いられた古谷は、今回は挽回をみせて1回目で4番手につける。2回目も4番手に入ったが走路外走行でタイム抹消となった。金曜日まで好調な走りみせていた野中だが1回目が8番手、2回目が10番手という結果に終わった。

DriverCar No.Qualifying for Rd.10Qualifying for Rd.11Qualifying for Rd.12
平良 響1P5/1’34.425P1/1’34.103グリッドは第10戦の決勝レース結果
エンツォ・トゥルーリ37P1/1’34.153P5/1’34.335グリッドは第10戦の決勝レース結果

予選:ドライバー・チーム監督コメント

平良 響

1号車ドライバー

予選2回目までに、
正しい方向に持っていけた。

予選1回目はクルマのバランスを合わせ切ることができず、動きが良くなかったです。インターバルの間にエンジニアと話し合って、それに合わせて自分の乗り方も変えました。その結果、予選2回目はうまくアジャストできてトップを獲ることができました。

エンツォ・トゥルーリ

37号車ドライバー

初ポールを獲得できて嬉しい。
優勝のために良いスタートを切りたい。

初めてポールポジションを獲ることができて良かったです。金曜日のアクシデントで背中を痛めて100%の状態ではなかったけど、チームがマシンを直してくれたおかげで、予選では良いアタックができました。今週末はドライで走る事ができて、しっかりクルマを準備するチャンスが生まれました。

山田 淳

チーム監督

トゥルーリ選手の初ポールは、
本当に良かったです。

トゥルーリ選手は金曜日にアクシデントがありましたが、クルマはチームがしっかり直しました。初ポールなので良かったです。予選2回目では平良選手がポールを獲ってくれましたが、本来なら1回目も彼にトップを獲ってほしかったところはあります。古谷選手も少しずつ調子を取り戻しつつありますし、野中選手は決勝でひとつでも前に出てもらいたいです。

決勝:レース内容

トゥルーリが2レースでポール・トゥ・ウィン!
平良は3戦全てでトップ3に入り、ランク首位を維持。

 15日(土)に行われたRound10決勝(21周)は、ポールポジションのトゥルーリがスタートからトップを快走し、最終的に2.9秒のリードを築いて念願の初優勝を飾った。5番グリッドの平良もスタートでポジションをひとつ上げ、3周目に1台を追い抜いて3位表彰台を獲得した。野中は7位。古谷はスタートでの出遅れが響き、8位で1レース目を終えた。
 16(日)のRound11(15周)では、ポールポジションの平良は終始激しいトップ争いを展開。最後は逆転を許して2番手でチェッカーを受けたが、走路外走行を複数回していたとして5秒加算のペナルティが課され正式結果では3位となった。トゥルーリは3番手でレースを終えるも再車検不合格で失格。古谷は他車に接触されてリタイア。野中は混戦の中で順位を上げて6位に入った。
 Round12(15周)は、ポールポジションのトゥルーリが最後までトップを守り2勝目を獲得。平良は2位に入り、3戦連続の表彰台を決めた。マシンを修復して臨んだ古谷は6位でポイントを獲得し、野中は9位となった。

DriverCar No.Rd.10 / Fastest LapRd.11 / Fastest LapRd.12 / Fastest Lap
平良 響1P3/1’35.269P3/1’34.806
(Fastest Lap)
P2/1’35.546
エンツォ・トゥルーリ37P1/1’35.248
(Fastest Lap)
P1/1’35.549

決勝:ドライバー・エンジニアコメント

平良 響

1号車ドライバー

7点差はあってないようなもの。
残り2大会、全く油断できないです。

1レース目は5番手からのスタートでしたが、しっかり追い上げて3位を獲得できたのは大きかったです。2レース目の反省を踏まえて、3レース目は走路外走行にならないようにしながら木村偉織選手を押さえることができて良かったです。

エンツォ・トゥルーリ

37号車ドライバー

ついに優勝することができて嬉しい。
この流れを次大会にもつなげたい。

ついにスーパーフォーミュラ・ライツで優勝することができて嬉しいです。1レース目ではファステストラップも記録できました。3レース目もポールからスタートして、序盤の5周で可能な限りのリードを築くことに集中しました。優勝で週末を締めくくれて嬉しいです。

山田 淳

チーム監督

トゥルーリ選手の伸び代には、
今後も期待しています。

難しい富士でトゥルーリ選手が2回勝ってくれたのは大きいです。平良選手も3レースで色々ありましたが、メンタル面で足りないところがあるので、そこはトゥルーリ選手を見習って欲しいと思います。古谷選手は空回りした週末でしたが、速さは取り戻していましたし、野中選手も次回の活躍に期待です。

スポンサー