2024 SUPER FORMULA LIGHTS #35 #38 第4/5/6戦 レースレポート
カーナンバー | 第4戦 | 第5戦 | 第6戦 | |
予選 | 35 | 7位 | 3位 | 11位 |
38 | 1位 | 2位 | 2位 | |
決勝 | 35 | -位 | 2位 | 6位 |
38 | 2位 | 8位 | 3位 |
開催 サーキット |
AUTOPOLIS(大分県日田市) |
日時 | 5月18日(土)・19日(日) |
来場者 | 14,500人(sat 5,600人+sun 8,900人) |
天候 | 晴れ・晴れ |
気温 | Rd.4:18℃・Rd.5:28℃・Rd.6:22℃ |
路面温度 | Rd.4:45℃・Rd.5:24℃・Rd.6:38℃ |
予選:レース内容
1ヶ月遅れでシーズンが開幕。
小林利徠斗がデビュー戦でPP飾る。
今年のスーパーフォーミュラ・ライツはクムホがコントロールタイヤとなり、エンジンも全車がTOM’S TGE33エンジンのワンメイクとなるなど、いくつかの変更点が加えられたなかで2024年シーズンを迎えた。当初は4月下旬に開幕大会が予定されていたが、諸般の事情により延期され、このオートポリス大会が今シーズンの初戦となった。
18日(土)の予選1回目では、デビュー戦となる小林がポールポジションを獲得する快挙を達成。予選2回目も2番手につけ、ともに優勝を狙えるスタートポジションを勝ち取った。今年もPONOSカラーの車両で参戦する野中は、予選1回目で2番手につけるも、2回目ではライバルの先行を許し6番手に終わった。こちらもデビュー戦となる中村は、1回目はリズムが掴めず7番手となるが、2回目で挽回し3番手を獲得。今大会の練習走行ではトップタイムを出す走りをみせていた古谷だが、予選では思うようにタイムを上げられず2つの予選ともに4番手タイムとなった。
Driver | Car No. | Qualifying for Rd.4 | Qualifying for Rd.5 | Qualifying for Rd.6 |
中村 仁 | 35 | P7/1’37.580 | P3/1’37.425 | グリッドは第4戦の決勝レース結果 |
小林 利徠斗 | 38 | P1/1’37.276 | P2/1’37.191 | グリッドは第4戦の決勝レース結果 |
予選:ドライバー・チーム監督コメント
中村 仁
35号車ドライバー
アジャストできた部分はありますが、
まだまだ足りないと感じています。
クルマのパフォーマンスは十分にあったと思いますが、自分のミスがありましたし、組み立てが良くなかったのかと思います。そこを修正して2回目の予選に臨みましたが、まだ至らないところがありました。決勝もできる限り頑張りたいです。
小林 利徠斗
38号車ドライバー
これから先のレースを見据えて
しっかり経験を積みたいです。
このスーパーフォーミュラ・ライツのクルマに対して、不慣れな部分があると感じていて、前日の走行が終わってからも色々と考えて、現状をよくすることに集中していました。走り方に関しても前日から成長できたので、結果に繋がり良かったです。
山田 淳
チーム監督
小林選手のポールは本当に素晴らしかったです。
エンジンとタイヤが変わって、未知の領域で手探り状態のなかで迎えたシーズンの開幕でした。そんななか迎えた初戦ですが、今年デビューの小林選手がいきなりポールポジションを獲得したのは凄いなと思いました。ここから先が楽しみです。
決勝:レース内容
野中がRound4と6で優勝。
小林、中村も表彰台に上がる。
18日(土)15時30分から始まったRound4決勝では1周目から激しいポジション争いが展開され、3コーナーでは古谷がバトルで行き場を失いコースオフ。何とかコースに復帰できたがポジションを大きく落とすことに。その後方では中村も3コーナーで飛び出してクラッシュしリタイアとなった。これでセーフティカーが導入され、3周目にレースが再開されると、野中が小林を抜いてトップに浮上。そのまま後続を引き離し今季の初戦を制した。2位に小林、古谷は挽回して6位となった。
19日(日)9時00分からのRound5は、2番グリッドの小林がエンジンストールで大きく後退するなか、6番グリッドの野中が2番手まで浮上。その野中を中村が7周目に抜いて2番手を奪取して、そのままチェッカーフラッグ。2位初表彰台を手にした。野中が3位、古谷が5位、小林が8位に続いた。
12時25分からのRound6はRound4のレース結果順でグリッドに整列してスタート。ポールポジションの野中は新品タイヤを履いたライバルから猛攻を受けるが、しっかりと順位を守り切って今大会2勝目をマーク。小林が3位、古谷が4位、中村が6位に入った。
Driver | Car No. | Rd.4 / Fastest Lap | Rd.5 / Fastest Lap | Rd.6 / Fastest Lap |
中村 仁 | 35 | – | P2/1’39.712 | P6/1’41.130 |
小林 利徠斗 | 38 | P2/1’39.829 | P8/1’39.865 | P3/1’40.643 |
決勝:ドライバー・エンジニアコメント
中村 仁
35号車ドライバー
1・2レース目のスタートを
最後は改善できました。
1レース目は残念な結果に終わりましたが、3レース目ではうまくスタートも決まるなどポジティブな面もありました。もっとエンジニアさんとコミュニケーションをとって良いクルマを作っていきたいですし、自分の走りも改善して次戦に臨みたいです。
小林 利徠斗
38号車ドライバー
スタートやバトルの場面などで、
経験の差が出たと感じました。
これまでテストが何度かあったので、予選に関してはちゃんと走れたと思います。ただ、レース経験が多くないので、2レース目のエンジンストールなど未熟だと感じるところもありました。このカテゴリーでの経験値をもっと積み重ねていきたいです。
山田 淳
チーム監督
“速くて強い”野中誠太になれば、
チャンピオンを狙えると思います。
一番良かったのは野中選手の活躍です。1レース目で優勝して自信をつけ、3レース目でライバルが真後ろに来た時も、昨年までの彼なら抜かれてしまうところを、今回はしっかりと守って優勝してくれて、メンタルの強さを感じました。