2024 SUPER FORMULA LIGHTS #35 #38 第10/11/12戦 レースレポート
カーナンバー | 第10戦 | 第11戦 | 第12戦 | |
予選 | 35 | 1位 | 3位 | 5位 |
38 | 2位 | 1位 | 6位 | |
決勝 | 35 | 5位 | 2位 | 7位 |
38 | 6位 | 1位 | 5位 |
開催 サーキット |
富士スピードウェイ(静岡県小山町) |
日時 | 7月20日(土)・21日(日) |
来場者 | 49,200人(sat 18,100人+sun 31,100人) |
天候 | 晴れ・晴れ |
気温 | Rd.10:27℃・Rd.11:30℃・Rd.12:30℃ |
路面温度 | Rd.10:30℃・Rd.11:44℃・Rd.12:41℃ |
予選:レース内容
予選1回目で中村が
初ポールポジションを獲得。
2回目では小林がトップを奪う。
今大会は木曜日から練習走行が始まり、金曜日の午後に予選が行われるスケジュールとなった。TOM’Sの4台は初日から精力的に周回を重ね、週末に向けた準備を進めた。なかでも小林が初日から好タイムを記録し、予選前の最終セッションでは中村がトップ、2番手に小林がつけた。
15時50分から始まった予選1回目では、中村が1分33秒030を記録し初ポールポジションを獲得。小林が0.173秒差で2番手に続いた。野中はアタック中のミスが響き6番手。古谷は5番手でセッションを終えた。
続く予選2回目では、小林が1分33秒055でポールポジションを獲得。野中は1回目でうまく行かなかった部分を挽回し2番グリッドを確保した。中村は連続でポールポジションとはならなかったものの3番グリッドを手にし、TOM’Sチームがトップ3を独占した。古谷も懸命にタイム更新を狙ったが、トップから0.4秒差の7番手となった。
Driver | Car No. | Qualifying for Rd.10 | Qualifying for Rd.11 | Qualifying for Rd.12 |
中村 仁 | 35 | P1/1’33.030 | P3/1’33.172 | グリッドは第10戦の決勝レース結果 |
小林 利徠斗 | 38 | P2/1’33.203 | P1/1’33.055 | グリッドは第10戦の決勝レース結果 |
予選:ドライバー・チーム監督コメント
中村 仁
35号車ドライバー
初めてポールを獲れて
自信になりました。
練習走行から予選に向けて考えたセッティングがうまく機能してくれました。自分としてもアタックをまとめることができて、結果がちゃんとついてきたと思います。予選2回目もポールポジションを獲れるパフォーマンスがあったと思うので、そこは悔しいです。
小林 利徠斗
38号車ドライバー
ポールは獲れましたが、
もっと良くしたい気持ちはあります。
クルマの調子が良かった分「もっと攻めよう」という気持ちになって1回目ではブレーキをロックさせる場面がありました。それを踏まえて2回目に臨み、ミスなくまとめられましたが、クルマの限界を引き出しきれていない感じでした。もっと上を目指していきたいです。
山田 淳
チーム監督
中村の成長スピードが
著しいと感じています。
初日の走行から中村と小林が元気よく走っていて、その通りの結果になったと思います。野中は両方の予選ともに失敗が目立つ印象でした。そこは克服してもらいたいです。古谷も良いところはたくさんありますが、大事なところで結果に結びつかないので、負のスパイラルから何とか抜け出してもらいたいです。
決勝:レース内容
古谷がRound10で今季初の3位表彰台。
Round11では小林が初優勝を飾る。
野中も後方グリッドから追い上げを見せる。
20日(土)8時20分から始まったRound10(15周)は中村、小林がスタートで出遅れて後退。一方、5番手スタートの古谷が3番手に浮上。前のライバルとの差を縮めていく走りを披露。2番手浮上は叶わなかったが、3位に入って今季初表彰台となった。中村は5位、小林は6位でフィニッシュ。野中はポイント圏外の7位でレースを終えた。
その日の夕方に行われたRound11(21周)では、スタートで小林がトップを守った一方で野中が出遅れ、中村が2番手に浮上した。後続でバトルが続くなか、トップの2台はリードを広げていき、小林がシリーズ初優勝を記録。中村が2位に入りワンツーフィニッシュを達成した。野中は追い上げて4位、古谷は7位に終わった。
21日(日)のRound12(15周)では、7番手スタートの野中が前のマシンを次々と追い抜いていき、残り2周で表彰台圏内に浮上。今大会ベストとなる3位を獲得した。一方3番手スタートの古谷はペースに苦しみ4位フィニッシュ。小林は5位でレースを終え、中村は1周目の接触によるスピンが響き7位となった。
Driver | Car No. | Rd.10 / Fastest Lap | Rd.11 / Fastest Lap | Rd.12 / Fastest Lap |
中村 仁 | 35 | P5/1’34.494 | P2/1’35.096 | P7/1’34.515 |
小林 利徠斗 | 38 | P6/1’34.716 | P1/1’34.763 Fastest Lap | P5/1’34.506 |
決勝:ドライバー・エンジニアコメント
中村 仁
35号車ドライバー
全部勝つつもりでいたので、
理想とは違う結果になりました。
1レース目は新品タイヤで臨みましたが、スタートでミスをしてしまいもったいないことをしました。すごく悔しかったです。2レース目は改善してスタートを決めることができたので、悪くなかったと思います。
小林 利徠斗
38号車ドライバー
3レースそれぞれで
いろんな経験ができました。
2レース目はタイヤの状態が周りより良かったので、スタートを決めれば勝つチャンスは多くなるだろうと思っていました。やれることをしっかりやって勝てたのが良かったです。3レース目では情けないミスがあったので、次は同じことをしないようにしたいです。
山田 淳
チーム監督
タイトル争いでは中村と小林も
チャンスがあると思っています。
古谷選手は久しぶりの表彰台で流れが来たかと思いましたが、全体的にみると課題が残った印象です。2レース目は小林と中村が頑張ってくれて、これからが楽しみです。野中は3レース目の追い上げは素晴らしかったですが、練習の段階からしっかり速さを見せてほしいですね。