2024 SUPER FORMULA LIGHTS #36 第1/2/3戦 レースレポート
カーナンバー | 第1戦 | 第2戦 | 第3戦 | |
予選 | 36 | 11位 | 11位 | 13位 |
決勝 | – | 8位 | 6位 |
開催 サーキット |
モビリティリゾートもてぎ(栃木県茂木町) |
日時 | 11月30日(土)・12月1日(日) |
来場者 | – |
天候 | 晴れ・晴れ |
気温 | Rd.1:18℃・Rd.2:14℃・Rd.3:17℃ |
路面温度 | Rd.1:23℃・Rd.2:19℃・Rd.3:24℃ |
予選:レース内容
野中誠太にまさかのトラブル
第1戦、第2戦とも下位に沈む
小林利徠斗が両戦とも2番手に
鈴鹿大会では野中誠太が2勝を飾り、ランキングトップに9点差まで迫って迎えた2024年全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第1大会。4月に行われる予定だったが、諸事情により延期されシーズンの最終大会として行われた。チャンピオン争いの緊張感のなか28日(木)、29日(金)は晴天のもと専有走行が行われたが、ランキング首位の小出峻選手が1回目でトラブルに見舞われたなか、さらに古谷悠河が上位タイムを記録し好調な滑り出しをみせた。
しかし、30日(土)の9時55分から行われた公式予選ではまさかの事態が起きた。野中の車両に電気系トラブルが発生し、ステアリングの電源が一瞬落ちてしまう症状が出た。野中は何とかタイムを記録したが、Round1、Round2とも11番手と下位に。一方で小林が両戦とも2番手を獲得し、中村は第1戦では7番手と苦戦したが、第2戦に向けアジャストし5番手につけた。古谷は専有走行での感触が得られず、9番手、8番手と苦戦を強いられた。
Driver | Car No. | Qualifying for Rd.1 | Qualifying for Rd.2 | Qualifying for Rd.3 |
野中 誠太 | 36 | P11/1’44.848 | P11/1’44.551 | グリッドは第1戦の決勝レース結果 |
予選:ドライバー・チーム監督
野中 誠太
36号車ドライバー
まさか予選でトラブルが。
決勝に向け切り替えていきたい。
ステアリング周辺の電源が落ちるトラブルが予選で発生し、変速ができない状況が毎周数秒生じました。第1戦の予選後に対策したのですが、根本的な原因は見つかりませんでした。まさかこのタイミングでと思いましたが、決勝に向けて切り替えたいと思います。
山田 淳
チーム監督
野中選手には本当に
申し訳ないことをした。
野中選手のトラブルは「申し訳ない」で済まされる話ではありません。原因が特定できていないのでレースまでに対策したいです。小林選手がチームでは最速でしたがセクター1に課題があります。中村選手は何故か歯車が合わず残念な結果でした。
決勝:レース内容
小林が1勝、2回の2位で3戦とも表彰台
Rd.2で中村が、Rd.3で古谷が3位に
野中はRd.3で意地の1ポイント
30日(土)の13時25分から行われたRound1決勝に向け、野中の車両のトラブルを解決するべく作業を進めたが、スタートには間に合わず。レースが15周目に入ったところでようやくコースインしたものの、トラブルは解消しておらず、この一戦で#50 小出選手が優勝を飾り、野中のチャンピオンの可能性はなくなってしまった。そんな一戦では、小林が終始トップを争いながらもオーバーテイクはならず2位に。中村は5位、古谷は7位でレースを終えた。
12月1日(日)のもてぎも晴天に恵まれ、9時20分からRound2が行われた。ここで好スタートを決めた小林はS字カーブでトップに浮上。そのままリードを守り今季3勝目を飾った。中村も1周目にポジションを上げ3位表彰台に。古谷は7位、この日はトラブルを解消した野中は8位でレースを終えた。13時25分からのRound3では、古谷がスタート後抜群の加速をみせ、小林と2位争いを展開。小林が2位、古谷が3位に。中村が5位、1周目に順位を上げた野中が6位で1ポイントを獲得した。これにより、TOM’Sがライバルチームを上回って今季のチームチャンピオンに輝いた。
Driver | Car No. | Rd.1 / Fastest Lap | Rd.2 / Fastest Lap | Rd.3 / Fastest Lap |
野中 誠太 | 36 | – | P8/1’45.504 | P6/1’45.276 |
決勝:ドライバー・チーム監督
野中 誠太
36号車ドライバー
上位を争うスピードはあった。
やっぱり悔しいです。
第1戦はコースインしたものの、またトラブルが出ました。第2戦、第3戦ではトラブルは解消し、スタートも抜群に良かったですし、混雑したなかでも上位を争うスピードはありました。自分がやれる最低限のことはできたと思いますが、やっぱり悔しいです。
山田 淳
チーム監督
反省の一言に尽きる週末。
小林選手のランキング2位は良かった。
野中選手はチャンピオンがかかった大事なところで、しっかり走らせることができなかったのは取り返しのつかないミスです。今回最も良かった小林選手は1勝をあげてくれました。最終的にランキングも2位になり1年目としては十分なパフォーマンスで、来シーズンはチャンピオンを目指してもらいたいです。2024年シーズンが今大会をもって終了しました。サポートしていただいた皆様には感謝の気持ちでいっぱいです、ありがとうございました。