SUPER GT 2023 第3戦 レースレポート
予選:13位 | 決勝:11位 |
開催 サーキット |
鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市) | |
日時 | 6月3日(土) | 6月4日(日) |
来場者 | 11,000人 | 22,000人 |
天候 | 晴れ・ドライ | 曇り・ドライ |
気温 | 25℃ | 27℃ |
路面温度 | 40℃ | 37℃ |
予選:レース内容
公式練習でクルマに問題が発生し、
予選へのセットアップに影響。
笹原がQ1に臨むも13番手に終わる。
鈴鹿サーキットを舞台に開催されるRound3。大会前日の6月2日(金)には、台風2号の接近に伴い、会場は荒天模様となったが、予選日の朝からは晴天となり、ドライコンディションで公式練習が始まった。前回の富士大会で6位入賞を飾った37号車は、その勢いで今大会でも上位進出を狙ったが、セッション前半からドライバーがマシンの異常を訴え、その原因を確認する作業に追われた。結局、公式練習の大半を問題改善に費やし、肝心のマシンセットアップやタイヤ選択を十分にできないまま、14番手でセッションを終えた。その後の、FCYテストのセッションでは走行することなくガレージでの作業に専念。サーキットサファリの走行で症状が改善したことを確認し、午後の公式予選に臨んだ。
Q1は笹原右京が担当し、積極的にタイム更新を狙ったが、1分46秒106で14番手タイム。Q2に進出することができなかった。予選後に1台が再車検不合格となり、1つ繰り上がった13番手から決勝レースに臨む。
Driver | Q1 | Q2 |
笹原 右京 | P13/1’46.106 | ー |
ジュリアーノ・アレジ | ー | ー |
予選:ドライバー・エンジニアコメント
笹原 右京
37号車ドライバー
ほぼ最後尾からのスタート。
レース展開をうまく活かしたい。
午前中からクルマに色んな症状が出て、新品タイヤでちゃんとアタックも出来ていない状態で予選を迎えることになりました。結果的にタイヤ選択で失敗したところもありましたが、公式練習からの流れを引きずってしまったかなと思います。
ジュリアーノ・アレジ
37号車ドライバー
十分に走り込めず予選を迎えた。
決勝は長いから最後まで頑張る。
公式練習の時に、クルマに問題が見つかって、それを解決するために少し時間がかかりました。そこで走り込めなかったことが、予選に向けてハンディキャップになりました。今回も決勝レースは長いので、最後まで頑張りたいと思います。
大立 健太
レースエンジニア
トラブルの解決に時間を要した。
予選のタイヤ選択も失敗でした。
公式練習からクルマに変な症状が出ていて、そのトラブルシューティングに時間がかかってしまいました。サーキットサファリの時間でクルマは直りましたが、“時すでに遅し”という感じでした。タイヤのことがよく分からない状態で予選に臨むことになりました。
山田 淳
チーム監督
予選でのタイヤ選択が、
うまく行きませんでした。
タイヤの選択は、昨年のことを考えつつ、ドライバーとの会話も加味して、タイヤを選びました。結果的には反対側を選んだ車両のタイムが良かったです。今回はウェイトも軽くてチャンスでしたが、公式練習で走れなかったことが大きかったです。
決勝:レース内容
※他チームが控訴を行う意志を書面で表明したため、裁定が確定するまでは、今大会の競技結果は暫定のままとなる。
アクシデント発生でレース途中終了。
一時はポイント圏内に進出するも、
最終的に11位と悔しい結果に終わる。
今回の鈴鹿大会も450kmの距離で争われ、途中に2度の給油が義務付けられる。13番グリッドからレースに臨む37号車は、今回も笹原が前半の2スティントを担当し、最後のピットストップでアレジに交代する戦略をとった。
笹原は少しでもポジションアップをしようと、前のマシンの背後につけた。積極的にチャンスをうかがうも、決定打を欠く展開が続いた。この状況を打破するために、19周目と早いタイミングで1回目のピットストップを敢行。新しいタイヤに履き替えてタイムを稼いだことが功を奏し、全車が1回目のピットを終えた時点で8番手に浮上した。
49周目に2回目のピットストップを行い、アレジに交代したが、コース復帰直後のタイヤが温まっていないところでライバルの先行を許し11番手に下がった。終盤に向けて挽回しようとした矢先に、アクシデントが発生し赤旗中断。そのままレース終了となり、ポイント圏内まであと一歩という悔しい結果に終わった。
Driver | Race Result |
Fastest Lap |
笹原 右京 | P11 | 1’50.883 |
ジュリアーノ・アレジ | 1’51.764 |
決勝:ドライバー・エンジニアコメント
笹原 右京
37号車ドライバー
自力のペースが足りませんでした。
次大会までに色々と見直したいです。
戦略は前回の富士と同様に良かったと思いますし、それがちゃんと機能していましたが、自力のペースが足りなかったのが問題でした。レース中はクルマのバランスも良くなかったです。そこは次大会までインターバルがあるので、しっかりと見直したいです。
ジュリアーノ・アレジ
37号車ドライバー
少しでもポイントが欲しかったが、
僕のミスで獲れなかった。
途中でレース終了になったので、ほとんど走らずに終わりました。ピットアウト後は渋滞に引っかかって、ポジションを落とすことになりました。それがすごく悔しいです。少しでもポイントが欲しかったのですが、僕のミスで獲れなかったので、みんなに申し訳ないです。
大立 健太
レースエンジニア
次のレースまでにしっかり精査して、
現状を少しでも改善できるように
したい。
今回もアンダーカットを狙う作戦をとりましたが、自分たちのペースが足りなかったことが大きかったです。中盤にはタイヤのグリップがなくなって、ライバルに引き離される状況になりました。それが3スティント目に尾を引く形になりました。
山田 淳
チーム監督
今週は全体的なパフォーマンスが、
足りなかったのかなと思います。
うまくいけば8位になれたのかなと思いますが、総合的に見てクルマのセットや、タイヤの選択が合わせ切れていないのが一番の原因でした。37号車のウェイトは軽いので、次の富士で巻き返します。
舘 信秀
総監督
37号車は前回の富士でポイントを獲得して、その勢いで鈴鹿大会もいければなと思っていましたが、予選日から色々なことが起きて、流れに乗ることができなかったのが大きかったです。悔しい結果にはなりましたが、次のレースでしっかりと挽回していきたいと思います。
また次戦も、精一杯頑張ります。応援していただいた皆様、ありがとうご ざいました。