SUPER GT 2024 第8戦 レースレポート

予選：レース内容

ウエットコンディションで
笹原とアレジが力走を見せ、
総合8番手を獲得する。

　シーズン7戦目となった今大会では、獲得点数に応じて課せられるサクセスウェイトが1ポイントにつき1kg（通常時は２kg）に半減される。現在ランキング3番手につける37号車は51kgとなるため燃料リストリクター制限が入った状態でもてぎ大会に挑んだ。
　2日（土）の公式練習は朝から雨模様となり、序盤からコースオフ車両も続出して合計6度も赤旗が出される波乱の展開となった。限られた時間のなかで満足のいくタイムを出すことができず、同セッションは15番手に終わるも、しっかりと手応えを感じて公式予選に臨んだ。
　Q1はアレジが担当し、序盤から積極的にタイムを更新していく。ソフト側のタイヤを選んだこともあり、後半はタイムが伸びず1分51秒135で9番手に終わった。続いて笹原がマシンに乗り込んでQ2に出走。Q1の内容を考慮してタイヤを変更し、1分49秒200で4番手につけた。2人合わせた総合タイムで8番手となり、ポイントランキングを争うライバルより前の位置を獲得した。

予選：ドライバー・エンジニアコメント

笹原 右京

37号車ドライバー

雨の中で総合8番手は
ポジティブな結果

公式練習では赤旗中断が多かった影響で、僕としてはまともに走れていないなかで予選に臨みました。その状況を考えるとうまくまとめられたかと思いますし、36号車とはタイヤの戦略が違ったので、それがQ2の結果に影響したと思います。

ジュリアーノ・アレジ

37号車ドライバー

タイヤの状態が良い時に
渋滞に引っかかった。

Q1は赤旗などのリスクを考慮してソフト側のタイヤを履いていきました。朝からウエットコンディションのフィーリングは良かったですが、タイヤの性能が一番発揮されるところで渋滞に引っかかったのが痛かったです。

大立 健太

レースエンジニア

雨の中でうまく対応できた
予選だったと思います。

雨のコンディションでしたが、うまく進められたと思います。Q1とQ2でタイヤの種類を変えていって、Q1ではもう少しタイムを縮められた要素もありましたし、Q2ではもう1周あればトップタイムを出せるパフォーマンスはありました。

ミハエル・クルム

チーム監督

雨の予選でしたが
トップ10に入れて良かった。

ここ数戦の予選では下位に沈んでいたので、それと比べれば良い結果だったと思います。決勝レースはドライコンディションになることが予想されていて、どうなるか分からないですが、しっかり強いレースをして少しでもポイントを獲得したいです。