2023 SUPER FORMULA LIGHTS #35 第10/11/12戦 レースレポート
カーナンバー | 第10戦 | 第11戦 | 第12戦 | |
予選 | 35 | 8位 | 10位 | 7位 |
決勝 | 7位 | 6位 | 9位 |
開催 サーキット |
富士スピードウェイ(静岡県小山町) |
日時 | 7月15日(土)・16日(日) |
来場者 | 33,200人(土曜12,700人/日曜20,500人) |
天候 | 曇り・曇り |
気温 | Rd.10:26℃・Rd.11:25℃・Rd.12:25℃ |
路面温度 | Rd.10:31℃・Rd.11:28℃・Rd.12:29℃ |
予選:レース内容
トゥルーリが念願の初ポール獲得!
予選2回目では平良がトップを奪う。
今大会からドライ・ウエット両タイヤとも横浜ゴムのワンメイクとなり、初日の練習走行から前半戦とは異なるメーカーのドライタイヤでマシンのセットアップを進めた。
土曜日の朝に行われた予選1回目は、トップ5台が0.3秒以内にひしめく大接戦となった。その中でトップを勝ち取ったのが、シリーズ参戦1年目のトゥルーリ。前日の走行で縁石に乗り上げるアクシデントがあったものの、マシンの修復も間に合い、ライバルを0.013秒上回って初ポールポジションを獲得した。続く予選2回目も連続トップタイムを狙ったが、0.2秒差で5番手となった。
一方、予選2回目でトップに立ったのは平良。1回目は5番手と不本意な順位に終わったが、10分間のインターバルで問題点を修正し、見事Round11のポールポジションを勝ち取った。
前大会で苦戦を強いられた古谷は、今回は挽回をみせて1回目で4番手につける。2回目も4番手に入ったが走路外走行でタイム抹消となった。金曜日まで好調な走りみせていた野中だが1回目が8番手、2回目が10番手という結果に終わった。
Driver | Car No. | Qualifying for Rd.10 | Qualifying for Rd.11 | Qualifying for Rd.12 |
野中 誠太 | 35 | P8/1’34.735 | P10/1’34.716 | グリッドは第10戦の決勝レース結果 |
予選:ドライバー・チーム監督
野中 誠太
35号車ドライバー
金曜日までは良かったが、
予選で大きく外してしまった。
金曜日の練習走行では2番手タイムを記録し、悪くはなかったのですが、そこからの詰めというか合わせ込みを外してしまいました。ここまで外してしまった原因はちゃんと分析して、みんなと話し合って次戦に向けて改善していきたいです。
山田 淳
チーム監督
トゥルーリ選手の初ポールは、
本当に良かったです。
トゥルーリ選手は金曜日にアクシデントがありましたが、クルマはチームがしっかり直しました。初ポールなので良かったです。予選2回目では平良選手がポールを獲ってくれましたが、本来なら1回目も彼にトップを獲ってほしかったところはあります。古谷選手も少しずつ調子を取り戻しつつありますし、野中選手は決勝でひとつでも前に出てもらいたいです。
決勝:レース内容
トゥルーリが2レースでポール・トゥ・ウィン!
平良は3戦全てでトップ3に入り、ランク首位を維持。
15日(土)に行われたRound10決勝(21周)は、ポールポジションのトゥルーリがスタートからトップを快走し、最終的に2.9秒のリードを築いて念願の初優勝を飾った。5番グリッドの平良もスタートでポジションをひとつ上げ、3周目に1台を追い抜いて3位表彰台を獲得した。野中は7位。古谷はスタートでの出遅れが響き、8位で1レース目を終えた。
16(日)のRound11(15周)では、ポールポジションの平良は終始激しいトップ争いを展開。最後は逆転を許して2番手でチェッカーを受けたが、走路外走行を複数回していたとして5秒加算のペナルティが課され正式結果では3位となった。トゥルーリは3番手でレースを終えるも再車検不合格で失格。古谷は他車に接触されてリタイア。野中は混戦の中で順位を上げて6位に入った。
Round12(15周)は、ポールポジションのトゥルーリが最後までトップを守り2勝目を獲得。平良は2位に入り、3戦連続の表彰台を決めた。マシンを修復して臨んだ古谷は6位でポイントを獲得し、野中は9位となった。
Driver | Car No. | Rd.10 / Fastest Lap | Rd.11 / Fastest Lap | Rd.12 / Fastest Lap |
野中 誠太 | 35 | P3/1’35.269 | P6/1’35.442 | P9/1’35.799 |
決勝:ドライバー・チーム監督
野中 誠太
35号車ドライバー
自分のパフォーマンスを引き出せず、
モヤモヤした気持ちになっています。
予選の時と比べると、決勝の3レースを通してところどころで改善できましたが、その改善スピードが遅れているなと感じました。1・37号車はしっかり合わせ込めていて予選も行けている雰囲気はありますが、35・36号車はうまく合わせ込めていないのが、今回のレースでハッキリと見えました。
山田 淳
チーム監督
トゥルーリ選手の伸び代には、
今後も期待しています。
難しい富士でトゥルーリ選手が2回勝ってくれたのは大きいです。平良選手も3レースで色々ありましたが、メンタル面で足りないところがあるので、そこはトゥルーリ選手を見習って欲しいと思います。古谷選手は空回りした週末でしたが、速さは取り戻していましたし、野中選手も次回の活躍に期待です。