2023 SUPER FORMULA LIGHTS #1 #37 第1/2/3戦 レースレポート
カーナンバー | 第1戦 | 第2戦 | 第3戦 | |
予選 | 1 | 3位 | 6位 | 2位 |
37 | 7位 | 8位 | 7位 | |
決勝 | 1 | 2位 | 6位 | 2位 |
37 | 7位 | 7位 | 6位 |
開催 サーキット |
オートポリス(大分県日田市) |
日時 | 5月20日(土)・21日(日) |
来場者 | 9,700 人(土曜 3,700人/日曜 6,000人) |
天候 | 晴れ・晴れ |
気温 | Rd.1:24℃・Rd.2:19℃・Rd.3:24℃ |
路面温度 | Rd.1:39℃・Rd.2:29℃・Rd.3:43℃ |
予選:レース内容
天候に翻弄され“ぶっつけ本番の予選”に。
平良、古谷が各予選ラウンドで3番手を獲得。
今回のオートポリス大会では、18日(木)から専有走行が始まったのだが、19日(金)の2日間とも悪天候に見舞われ、スリックタイヤでの走行がほとんどできなかった。20日(土)の公式予選では一転して快晴となり、各車ともに、今週末初めてドライコンディションでの本格的な走行に臨んだ。今大会から10分の予選セッションを2回実施し、1回目の結果でRound1、2回目の結果でRound2のグリッドが決まる。
予選1回目では、平良が新品タイヤを2セット使う作戦で3番手を獲得。フル参戦2年目となる古谷が4番手に続いた。デビュー戦のトゥルーリが7番手につけ、野中は8番手でセッションを終了した。
予選2回目では、途中にコースオフした車両があり、赤旗中断を挟む展開となったが、古谷がセッション前半で3番手に食い込み、チーム最上位を獲得。平良は1回目で新品タイヤを使い果たしたこともあり、6番手に終わった。野中が7番手、トゥルーリが8番手に続いた。
Driver | Car No. | Qualifying for Rd.1 | Qualifying for Rd.2 | Qualifying for Rd.3 |
平良 響 | 1 | P3/1’39.350 | P6/1’39.621 | グリッドは第1 戦の 決勝レース結果 |
エンツォ・トゥルーリ | 37 | P7/1’39.737 | P8/1’39.971 | グリッドは第1 戦の 決勝レース結果 |
予選:ドライバー・チーム監督コメント
平良 響
1号車ドライバー
自分の思うようなタイミングで、
タイムアタックができなかった。
予選1 回目で新品タイヤを2 セット使い、2 セット目でタイムを出しに行きましたが、他の車両に引っかかって、自分の思うようなタイミングでアタックができなかったことが、タイム更新につながらなかったと思います。2 回目では自分のミスもあり、タイムを伸ばせませんでした。
エンツォ・トゥルーリ
37号車ドライバー
今回はオートポリス初走行。
ひとつずつ課題を克服していきたい。
僕にとって、オートポリスを走るのは今回が初めてでした。練習走行はウエットコンディションが続いて、予選でいきなりドライコンディションの中でタイムアタックをしなければなりませんでした。限界まで攻められていない予選でしたが、決勝に向けて少しずつ改善していきたいです。
山田 淳
チーム監督
ドライ路面への合わせ込みができず、
我々の読みが少し甘かったです。
ドライタイヤを履いてちゃんと走るのが、この予選が初めてという状況でした。コンディションに対しての合わせ込みが全然できていなかったので、ある程度想定したセッティングで臨みましたけど、ちょっと読みが甘かったなという感じでした。難しい予選になりました。
決勝:レース内容
古谷が3レース連続で3位表彰台。
平良も積極果敢に攻め、2度の2位を獲得。
20 日(土)16 時00 分から21 周で争われたRound1 決勝では、2 番スタートの車両がエンジンストールし、その後ろ古谷が3レース連続で3位表彰台。平良も積極果敢に攻め、2度の2位を獲得。
にいた平良が2 番手、古谷も3 番手に順位を上げた。2 台とも前半からトップのマシンを追いかけたが、最後まで順位が入れ替わることなく、平良が2 位、古谷が3 位で表彰台を獲得した。
21(日)9 時00 分からのRound2 決勝では、3 番手スタートの古谷が、序盤から激しく争いながらポジションをキープ。Round1 に続いて3 位表彰台を手にした。後方では、7 番グリッドの野中がスタートで2 つ順位を上げ、レース中も前のマシンを攻略すべく積極果敢な走りをみせ、5 位入賞を飾った。
Round1 の結果順でグリッドが決められたRound3 では、古谷がスタートで平良を抜いて2 番手に浮上するが、3 周目に平良が抜き返し、この週末で2 度目の2 位フィニッシュ。古谷は3 位となったが今大会全てで表彰台に立った。日本で初のレースとなったトゥルーリもライバルに迫る走りをみせ、6 位初入賞を果たした。
Driver | Car No. | Rd.1 / Fastest Lap | Rd.2 / Fastest Lap | Rd.3 / Fastest Lap |
平良 響 | 1 | P2/1’41.533 | P6/1’42.616 | P2/1’42.356 |
エンツォ・トゥルーリ | 37 | P7/1’42.443 | P7/1’42.551 | P6/1’42.797 |
決勝:ドライバー・エンジニアコメント
平良 響
1号車ドライバー
今回はライバルに先行されましたが、
次は得意のSUGOなので、頑張りたいです。
1 レース目では、しっかりスタートを決めて、2 位を獲得できました。その時のタイヤを2 レース目で履いたので苦しかったですけど、大きなミスをせず、ポイントゲットできました。3 レース目で絶対勝ちに行くために良いタイヤを残していましたが、スタートを失敗したことが響きました。
エンツォ・トゥルーリ
37号車ドライバー
トップを狙える位置にはいないが、
ポテンシャルは十分にあると思う。
決勝2 レース目では、1レース目で使ったタイヤを履いたので難しい状況でしたが、3 レース目に向けて色々なトライができました。最後の3 レース目では、良いスタートを切れて、途中の競り合いで押し出される場面がありましたが、良いレースができました。さらに上位に行けるよう、頑張っていきたいです。
山田 淳
チーム監督
3レース目は逆転したかったですが、
ライバルの前に出られませんでした。
今週末を振り返ると良かったところもありましたが、全体的なレベルは足りていないのかなと感じています。次大会のSUGO は、いつも我々が速さを見せているコースなので、今回ほどの懸念要素はないと思っていますが、課題は山積みなので、しっかり対処していきたいです。